confirmation bias
confirmation biasは、人間が客観的な事実よりも、自分の既存の信念や期待に沿った情報を優先的に受け入れるという心理的なメカニズムを指します。これは意識的に行われるのではなく、無意識のうちに起こる認知の歪みであるため、非常に気づきにくいのが特徴です。
認知的な仕組みと影響
この傾向があるため、人は自分にとって都合の良い証拠だけを集め、不都合な事実は無視したり、過小評価したりしがちです。例えば、特定の政治的意見を持つ人が、その意見を支持するニュース記事だけを読み、反対意見を述べる記事を偏っているとして切り捨てる行動などがこれに当たります。これにより、もともと持っていた偏見がさらに強化され、客観的な判断力が低下するリスクがあります。
客観的な判断との対比
科学的なアプローチや論理的な思考では、自分の仮説を証明することではなく、むしろその仮説が間違っていることを証明しようとする falsification(反証)の考え方が重要視されます。confirmation biasに陥っている状態は、この反証プロセスを拒絶している状態と言えます。日常的な意思決定において、あえて自分とは異なる視点を持つ人の意見を聞いたり、反対の根拠を探したりすることで、このバイアスを軽減することが可能です。
意味
自分の持っている信念や価値観を裏付ける情報を探し、解釈し、好んで記憶する一方で、それとは異なる可能性については不当に低い関心しか持たない心理的な傾向
The investor suffered from confirmation bias, ignoring all warnings about the company and only reading positive reports.
その投資家は確証バイアスに陥り、会社に関するあらゆる警告を無視して、肯定的な報告書だけを読んでいた。